感覚遮断

SMプレイに対する感度を高めるためには感覚遮断が有効です。

感覚遮断とは目隠しや耳栓によって視覚や聴覚など5感の1つか2つが働かない状態をつくることです。

人間というのは意識していなくとも常に目や耳、鼻をつかって周囲の状況を確認しながら身の安全を確保しています。

そのためそのうちのどれか一つが失われるとその分を他の器官に依存するようになります。盲目の人は耳が良いというのもこのためです。

目の感覚遮断による効果

そしてこれはSMプレイの中で一時的に感覚遮断されても起こることなのです。

例えばアイマスクで目隠しをされ視覚を遮られたマゾは耳から外界の情報を得ようとします。

そのため聴覚が敏感になりご主人様の言葉がより聞こえやすくなります。

アイマスクはSMプレイにおいて非常に有効な感覚遮断です。

一種の催眠でもあるSMプレイでは脳の深い部分へと言葉を届けることで恍惚とした状態に誘導しやすくなるからです。

感覚遮断により情報源を限定することで聴覚は鋭くさせることができ、マゾをより酔わせることができるのです。

恐怖感の増強

感覚遮断には調教される側の恐怖心を高める効果もあります。

視界を遮られたマゾに聞こえるように鎖やムチを弄る音を出してみましょう。

するとマゾはこのあとに自分が痛めつけられることを予想します。

しかしその方法はどのようなものなのかは分かりません。鎖え絞められるのか、鞭で叩かれるのか?

この分からない状態というのがマゾの恐怖心を高めその感覚に濡れるのです。

SMとしての寝取られ(NTR)

複数の感覚遮断によって感じやすくなる

マゾの感度をさらに高めたいときは複数個所の感覚遮断を行います。

アイマスクと耳栓で視覚と聴覚を奪うことで肌の感覚が敏感になります。

そこをフェザータッチしたりティッカーによってくすぐることでいつも以上に感じてしまうのです。

この場合にはできるだけ完全な感覚遮断をすることでその効果を高めることができます。

市販のアイマスクなどは小さかったりフィットしないものだと隙間から見えてしまったり光が入ってくることがあります。

そうならないためにきちんとした形状のものを準備しましょう。調達できない場合にはアイマスクの上からボンデージテープを巻くという方法もあります。

また聴覚を遮断する際にMP3プレイヤーなどで大音量の音楽を聞かせるご主人様もいますがマゾによってはその音楽のほうに集中してしまうこともあります。

そういうタイプのマゾには多少の音が入ってきたとしてもスポンジやゴム製の耳栓を使ったほうが良いです。電子耳栓などでも良いでしょう。

多少の音が入ってきても「聞き漏らしている音があるのでは?」という恐怖心は持たせることができるのです。

噛みつきプレイ

感覚遮断をさせるときの注意

感覚遮断をさせるときの注意について説明しておきます。

感覚遮断は人によってストレス解消になるという人もいれば逆に落ち込むという人もいます。

ロンドン大学が行った実験では15分の感覚遮断の環境を体験させられた人は幻覚が見えたというものもあります。情報源が曖昧になり自分の感覚が失われるからです。

なので長時間にわたり複数の感覚を遮断するときは注意が必要です。

マゾの精神状態をきちんと確認しながら行いましょう。

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